このカードに描かれているのは、旧約聖書に出てくるバベルの塔であると言われています。塔は神に近付こうと思いあがった人間(権力者)が、高く高く建てたもの。そこに神が雷を落としたのです。
雷によって権力の象徴である王冠は飛ばされ、三位一体を表す3つの窓からは炎があがってます。
神の怒りに触れたのでしょうか。

しかし、塔の周りにはヘブライ文字の「ヨッド」が降り注いでいます。ヨッドには「神の手」と言う意味があり、しかも「喜び」を表す黄色で描かれています。そう考えるとただ単に怒りだけで落とした雷ではなく、人々に「気付き」を与えようとする神や宇宙からの愛のある警告だと思われます。
名誉欲を表しているような灰色の建物が崩れる様子は、今までの価値観が崩壊して真実が見えてくることの象徴であり「浄化」です。
ヨッドの数は22個。ヘブライ文字も22文字でヨッドは10番目の文字。タロットカードの「隠者」に対応していると言われています。隠者も大アルカナカードの10番目のカードです。

【カードの背景】
高い塔…優越感、驕り、自惚れ
雷(稲妻)…神の意志、突然やって来るアクシデント
王冠…地位、名誉、財産
3つの窓…三位一体

【 正位置 】
キーワード
想定外 価値観の崩壊 真実に気付く 浄化
解釈
- 予想もしていなかったアクシデントが起こる(悪い結果につながるとは限らない)
- 今までの価値観が覆るような出来事が起こる
- 異動、転勤、引越しなど環境の変化

【逆位置】
キーワード
収拾可能な危機 予想通りのトラブル 解放
解釈
- 想定していた範囲でのアクシデントが起こる
- 固執していた考え方から解放される

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